イカゴーランドって聞いたことありますか?
遊具のイメージも連想させる言葉ですが、その正体はイカの回転式乾燥機です。
晴れた日にはまるでイカが空を飛んでいるような不思議な光景!

その様子がインスタ映えになると観光客に話題なんです!
もちろん回転式乾燥機を使うことには、理由があります。
イカゴーランドの正体
高さ3メートルもある機械で、イカの天日干しに使用する回転式乾燥機です。
開発されたのは、対馬にある「(有)鍵本鐵鋼」さん。
スルメの製造
回転式乾燥機にぶら下げられているのは、水揚げされたイカ。
皮をはいだイカを1枚ずつ丁寧に機械に吊る下げてセット完了です。
1台あたり約700杯イカが吊るされ、多い時には5台の回転式乾燥機で天日干しをします。
一斉に動く光景は、まさにイカが空を飛んでいるかのよう!



先日TVで対馬出身のアーティストMISIAさんが
「白いドレス(イカ)がくるくる回って舞踏会みたい」
と素敵な表現をしてくれました!


カプセルトイとして登場
カプセルトイとして登場すると、テレビでも紹介されて人気に!
イカゴーランドの対馬限定カラーは、入手が難しいことからマニアには喉から手が出るほど欲しいレアものみたいです。




スルメの製造に最適な理由
この回転式乾燥機には、イカの天日干しに最適な理由があります。
- イカの整形が上手にできる
- イカの感想にムラがでない
- 虫が付着するリスクがない
- 鳥や猫による被害がない
イカの整形に適している
天日干しで勢いよく回るイカは、遠心力できれいに広がっていきます。
通常乾燥作業をしたイカは端から丸まってしまいます。
しかし回転式乾燥機を使用することでイカ本来の綺麗な形を保ったまま乾燥することができます。


乾きにムラがでない
約700杯のイカがすべて同じ力で均等に乾燥されるため、ムラが出ないのも特徴です。
基本的に天気が良ければ季節を問わずに乾燥可能なのですが、実は夏よりも冬の方が適している。
夏は日差しが強いため、表面と中身に乾燥のムラができてしまいます。
一方で冬はイカの水分が均等に抜けて良い商品ができるんです。
虫や動物の被害がない
高速回転するためイカに虫が付着するリスクがない。
さらに虫だけではなく、鳥や猫といった動物からの被害も避けることができます。
対馬名物イカゴーランド
知る人ぞ知る対馬の観光スポットは、厳原港のフェリー乗り場から徒歩でアクセス可能です。
対馬に訪れた際はぜひ中島水産へお立ち寄りください!
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